システム構成を検討しますよ

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アプリを公開するために、何を準備すれば良いのかを検討します。

アプリを作る時に、アプリだけを作ればいいって訳じゃないんです。
場合によっては、アプリだけで済むんですが、大抵の場合は他の助けが必要だったりします。
どんな助けが必要かなってことを検討してみましょう。

実際に、「ぬり絵本」に必要なシステムを考えてみました。
どうやって考えていくかというと、まず前回決めた機能を見てみましょう。

※ネイティブ=インターネットへのアクセス無く、iPhoneやAndroidなどの端末上で動作するもの

各機能に、どんな仕組みが必要かを書き出してみました。もし、パッと見て何が必要かわからない場合はググります。
知ってても、新しいサービスとか、もっと便利なツールとか出てきてるかもしれないので、チェックは必要です。まあ、日頃からアンテナを張っておけってことなんですが。難しいですよね

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ようするに、何を準備すればいいの?

システムを書き出してみたものの、それって何?状態ですよね。もう少し、詳しく掘り下げてみましょう。

・ネイティブ
端末本体。iPhone(iPad)及びAndroid。

・push通知サーバ
push通知を送るためのサーバ。
自作するならレンタルサーバーを借りるか、自宅サーバー(自社サーバー)を使います。
最近はpush通知を送ってくれるサービスがあるので、それを使うのもあり。
もしくは、モバイル用のアレコレを一括してサポートしてくれるサービスもあるので、それを使うも良し。というか使いたい。

・外部サービスAPI
FacebookやTwitterなどは、アプリ開発者が使えるように、APIを公開しています。そのAPIを使うことによって、投稿したり、タイムラインを取ってきたり出来ます。
こちらでサーバなどを用意する必要はない。アプリ側で対応する。

・API用サーバ
アプリと通信するためのサーバ。
API(アプリケーション・プリグラム・インターフェイス)とは、PC上(サーバ上)にあるプログラムを、外部から(アプリから)呼び出して利用するものです。インターネット経由で行われます。
サーバで保存しているデータをアプリに渡したり、アプリからサーバにデータを登録する時などに使われます。
今回は、新しい絵本データをアプリに渡すために使います。将来的にはユーザー登録も。

・外部解析サービス
今回はGoogleAnalyticsを使うことにしたので、アカウント登録すれば使えるようになります。というか、既に登録済み。アプリ側にSDKを入れることで解析可能になります。

用意が必要なのはpush通知サーバとAPIサーバ、という事が分かりました。
ネイティブは決まっているように見えますが、実は色々と決めないといけない事があるんです。
それは、サポートするOSバージョン、対象端末などです。

・iPhone/iPad
このアプリをリリースする頃はiOS10も出てるでしょうから、iOS9以上とかにしましょうか。iOSはアップル社が古いバージョンをどんどん切り捨てていくので、比較的新しいバージョンの利用率が高いのです。
サポートするOSバージョンを広くすると、そのためにプログラムでバージョン別に処理を分ける必要が出てきたりと、対応が大変なのです。新規で作る時は、リリース時期を考慮して、1つ前くらいサポートできてれば十分かなと思います。
対象端末は、塗り絵アプリなのでiPadの大きな画面で描みたいですよね。という事で、iPhoneとiPadのユニバーサルで開発しましょう。(iPhoneとiPad両方使えるアプリの事をユニバーサルアプリと言います)
iPadもあるから、iOS8からとしてもいいかも。iPhoneと比べてiPadの方が古いバージョンを使ってることが多いので。

・Android
こちらはiPhoneと違い、古いOSバージョンでも比較的残っていたりします。その上、古いアプリだとまともに動かない機能とかもあったりして、悩ましいものです。
そっと世間の状況をGoogle先生にお聞きしつつ、Android4.1以上にすることにしました。
OSのシェア(2016.6)
対象端末は、特に指定しませんが、普通は何機種かで動作検証して、その機種を動作保証端末とします。ウチにはnexus5xしかないので、コレで動作確認します。

さて、コレでハード的なシステム構成は決まりました。でも、これで終わりじゃないんです。
サーバの選定、開発言語の選定など、決めなくちゃいけない事がたくさん!

疲れたので、今回はここまで!!

 

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