まりんちゃんが初めてスマホアプリを作ろうとしている話 第1章の2

まりんちゃん
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前回の続き。
ハードウェア・OS・アプリ(ソフトウェア)の説明。今回はOSについて。

– 登場人物 –

万座まりん
万座 まりん(まんざ まりん)
小学6年生
好奇心旺盛で、何でも兄の真似をしたがるお年頃。

万座備一
万座 備一(まんざ びいち)
大学1年生。
子供の時からプログラミングを勉強して、自分でいろいろと作ったりしている。
将来プログラマーになるかどうかは、まだ考えていない。

(2)OS(オペレーティングシステム(Operation System))

iOSとかAndroidとかのことをOSって言うんだけど、どういう物なのかは意外と知られてないんだよね。

 

Androidってスマホのことじゃないの?

iPhoneのOSはiOSって名前だからわかりやすいんだけどね。Androidは正確に言うとAndroidと言うOSの名前なんだ。それを搭載したスマートホンのことを一般的にAndroidって呼んでるんだよ。

へー。本当は機械の名前じゃなくてOSの名前なんだね。

 

正確にはスマホのOSのことなんだ。今は意識して使い分けられてない事が多いから、混乱しちゃうかもね。
OSは、すごくざっくり言うと、ハードウェアとソフトウェアをつなぐ役割とタスクを管理する役割を担当してるんだ。
細かく言うと他にも色々してるんだけど、今はそう言う役目をしてるものがあるって理解でいいよ。

OSもハードウェアも両方Androidって言っちゃうんだね。ややこい!

 

ははは。まあ、そう言うものだと知っておくだけで、話の流れからどっちのことを指してるかわかるようになるよ。

 

 

(2−1)ハードウェアとソフトウェア(アプリ)をつなぐ役割

ハードウェアは単なる機械なので、機械的な動きしかできないんだ。例えば、ボタンがあったとするだろ?ボタンを押すと凹んで離すと戻る。

スイッチみたいなもの?

そうだね。スイッチもボタンの一種だよ。そして、ボタンはそれ以上何もしない。

どう言うこと?

例えば、ボタンを押したら音楽が流れると言うソフトウェア(アプリ)があったとする。でも、ボタン自体が音楽を流してるわけじゃない。ボタンが押された時に、それをソフトウェア(アプリ)に知らせないとソフトウェアは音楽を流さない。その、ボタンが押されたことを知らせる役割がOSなんだ。


 

ふーん。ハードウェアを人間が操作して、それをアプリ(ソフトウェア)に教える役目がOSってこと?

そうそう!そういうこと!!

 

 

(2-2)タスクを管理する役割

マルチタスクって聞いたことあるかい?

聞いたことはあるけど、意味はわかんない!

まあ、そんなもんだよね。
マルチっていうのは複数って意味、タスクっていうのは仕事の一つの単位なんだ。要するに、複数の仕事って言う意味だね。

どう言うこと?

昔のパソコンはね、一つの仕事しかできなかったんだ。例えば、ワードを動かしたとするでしょ。そうすると、そのパソコンはワードしかできない。エクセルを動かしたいときは、一度パソコンを終了してから、もう一度起動してエクセルを動かす。その時はもう、ワードは使えなくなってるんだ。

ふーん。不便だね。じゃあ、ワードをしながらインターネットとかもできないの?

そうだよ。昔のパソコンは一つの仕事、つまり一つのアプリしかうごかせなかったんだ。それをシングルタスクって呼んだりしてるよ。

聞いたことがあるような、ないような?

そこで、一つパソコンで同時に複数のソフトウェア(アプリ)を動かせるようにしたのがOSのタスク管理なんだ。
OSがアプリを管理することで同時にいくつものアプリを動かすことができるようになったんだ。


 

OSがパソコンを便利にしてくれたんだね!

同時にと言っても、実はすっごく短い時間でみたら1つの仕事しかしていないんだ。
時間を細切れにして、たくさんのアプリをちょっとづつ動かすことで、全体的にたくさんのアプリが動いているように見える。これがタスク管理の仕組みだよ。


 

結局一瞬だけでみると、一個しかアプリは動いてないのね。
だけど、人間の見た目はたくさん動いてるように見えるのか。騙された気分だよ。

まーまー。そう、拗ねないで。
OSは、複数のアプリを時間ごとに管理してくれているんだ。管理には優先順位とか割り込み処理とか色々あるけど、それは追々知っていこう。
こうやって動かしてるんだって知ってると、この後プログラムを書くときに役に立つから覚えておいてね!

 

 


次はアプリの説明だよ!

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