– 登場人物 –
万座 まりん(まんざ まりん)
小学6年生
好奇心旺盛で、何でも兄の真似をしたがるお年頃。
万座 備一(まんざ びいち)
大学1年生。
子供の時からプログラミングを勉強して、自分でいろいろと作ったりしている。
将来プログラマーになるかどうかは、まだ考えていない
アプリの中はどうなっているの?
まずはアプリを作る前に、アプリの中身について知っておこう。
作りたいアプリの話は?
その話はまた今度ね
そもそもアプリってどうやって動いてるか知ってる?
えーーーー?
うーんと・・・知らない!
(1)アプリの仕組みを知る前に
じゃあ、アプリ自体はどんな仕組みで動いているかを見てみよう。
はーい!
いい返事だね。
前回、アプリはOSにお願いしてハードウェアを動かしてるって言ったよね。ということは、OSによってお願いの仕方や、通知の受け取り方が変わってくるんだ。つまり、AndroidとiOSで違いがあるってことなんだよ。
だから、同じアプリでも、OSごとに別々のアプリを作る必要があったんだ。
そーなんだ。
二個作るってこと?大変だね!
そうなんだ。でも、Xamarin.Formsというフレームワークを使うと、1つのプログラムでどちらのOSにも対応したアプリを作ることができるんだ。
そーなんだ!すごいね!!で、フレームワークって何?
フレームワークを説明するのはちょっと難しいな。。。
一言で言うと、「ある目的を持ってプログラミングをする場合に必要になる機能をあらかじめ用意してあるもの」って感じかな。
例えば、今回はスマホ用のアプリを作りたいという目的があるよね。そこで、Xamarinというフレームワークが、スマホ用のアプリを作るのに必要な機能や骨組みをあらかじめ用意してくれているんだ。だから、最小限のプログラミングでやりたいことができるようになるんだよ。
うーん。分かるような、分からないような。要するに、どうせ必要になる機能はあらかじめ準備してあるからそれ使ったらいいよってこと?
まぁ、そんなくらいの意識で問題ないと思うよ。この辺は実際に作って行くうちになんとなく分かって行くと思うよ。
さっきアプリをすぐに動かせたのも、あらかじめ骨組みが用意されていたからなんだ。
へー!フレームワークって便利なんだね。
じゃあ、早速作って行こう!
まぁまぁ、ちょっと待って。先にアプリの仕組みを理解しなくちゃ。
えー。前は簡単に動いたから、すぐに作れると思ったのに〜
とりあえずサンプルコードとかを書き写すだけでも、なんとなく動かすことはできるけど、仕組みを理解せずに作っていると、そのうち壁にぶつかってどうにもできなくなっちゃうよ。
そっかー。じゃあ、頑張って勉強する!
うんうん。ちょっと新しい言葉とかたくさん出てくるけど、一度に理解しようとしなくていいよ。作りながら繰り返し読み返して行くことで、そのうち理解できて行くと思うから頑張れ!
はーい!
次から本格的にアプリの話です。
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