– 登場人物 –
万座 まりん(まんざ まりん)
小学6年生
好奇心旺盛で、何でも兄の真似をしたがるお年頃。
万座 備一(まんざ びいち)
大学1年生。
子供の時からプログラミングを勉強して、自分でいろいろと作ったりしている。
将来プログラマーになるかどうかは、まだ考えていない。
今度は作らないの??

今度はいきなり作り始めないの?

前回動かしてみたけど、何がどうなって動いてたのかわかるかい?

何が起きたのかわからない!

まーそうなるよね。だから、アプリがどうやって動いているのかを知るためにまずはスマホの仕組みを勉強しよう。

えー。難しそう。

本格的に理解しようと思ったら難しいかもしれないけど、大まかな概要だけならそこまで難しいものではないし、これを知らずにアプリを作ってもどこかで壁に当たってしまうよ。
わかりやすいように説明するから、頑張ってついてきて!

わかった!頑張る。
アプリが動く仕組みを簡単に説明するよ

スマホに限らずパソコンとかのコンピューターはこの図のようにハードウェア・OS・アプリ(ソフトウェア)というものが組み合わさって動いているんだ。
(1)ハードウェア

ハードウェアって言うのは、聞いたことあるかな?

聞いたことはあるけど、なんのことかはわかんない。

ハードウェアっていうのは、実在する物体のことをいうんだ。わかりやすくいうと、目に見えて触れる物のことだね。実態のあるものとも言える。

例えばスマホ本体とかそういうこと?

そうそう!それでだいたいあってるよ。ハードウェアに対して、触ることのできない実態の無いものをソフトウェアというんだ。
じゃあ、アプリはハードウェア、ソフトウェアどっちだと思う?

えーっと、アプリのアイコンは見えるし、触って操作するからハードウェア?

ブブー!残念〜。実際にはアプリのアイコンはそのものがあるわけではなく、スマホのディスプレイというハードウェアに映し出された映像で、アプリもそれ自体を触っているわけではなく、触っているのはスマホのディスプレイだよね。だから、ソフトウェアなんだ。

そうなんだ。じゃあ、今から私はソフトウェアを作ろうとしてるってこと?

そういうことだね。一般的にプログラムと呼ばれるものはソフトウェアに当たるんだよ。
今回は、こんな感じのざっくりとした理解でいいと思うよ。正確に知りたいときはちゃんとした専門書を読もうね。

はーい。(専門書なんて難しくて読めないから、これでいいや)
まだまだつづくよ。
コメント